News オランダの Smart Factory ライトハウスプロジェクトが始動

1953 年にオランダのハーペルトに設立された VD Leegte Metalal（VDL）社は、現在 160 人の従業員を雇用してシートメタル加工を専門に手掛けられ、2020 年より Bystronic のお客様となっていただいています。過去 2 年間、Bystronic は VDL 社の経営陣と共に「Smart Factory」ライトハウスプロジェクトを実現してきました。

Bystronic の EMEA（欧州、中東およびアフリカ）地域重要顧客管理の責任者であるエリク・メッテルニヒ（ Erik Metternich）によれば、このプロジェクトは完全に自動化された加工へのマイルストーンです。なぜなら、Bystronic にとってはこのプロジェクトはこれまでに経験のなかったものであり、VDL 社にとってはスマートな加工のメリットを活用できるものであるからです。これは具体的には、次のことを意味します：

• プロセスをよりスリムで安定したものにすることができる
• 生産性と効率が向上する
• プロセスの予測と計画が可能なことにより柔軟性が向上する
• サプライチェーンと生産チェーン全体にわたっての透明性が高い

「重要な成功要因は、VD Leegte Metalal 社のすべての特定ニーズに対して実用的なソリューションを提供できたことです」

- エリク・メッテルニヒ

倉庫: 

工場のスマートな中心

倉庫は、合計 1,395 のコンパートメントを持つ 37 のタワーで構成されています。この倉庫は 2 台のリフトを使用して運用されます。高さは 9.5 メートルになります。左側には 4 つの入出力ステーションの備わった倉庫があります。これにより 1 時間あたり 24 トンの材料を処理できます。右側には、切断された部品を無人搬送車（AGV）で取り出すためのアンロードステーションがあります。

倉庫と加工プロセスとの間の材料フローは、完全に自動化されています。オートメーションにより素材は倉庫から直接レーザ切断機へと供給され、必要に応じて切断された部品が返されます。これは、Bystronic のレーザ切断機と、ソリューションに統合された Trumpf 社の TruMatic TC6000 パンチングおよびレーザ切断機の両方に対応しています。ベンディングセルは、出力ステーションとネットワーク化されています。

「このライトハウスプロジェクトにおける最大の課題は、すべてのコンポーネントを完全にネットワーク化するためのソフトウェアでした」

- エリク・メッテルニヒ