News 新次元15キロワット登場 ファイバーレーザ切断ByStar Fiber
競争がますます激化する環境下において、お客様にさらに良いサポートを提供するため、Bystronicは現在、ファイバーレーザ切断の新次元へと進んでいます:15キロワットのByStar Fiberです。この上位機種ファイバーレーザ切断機は、高精度のBystronic技術、高出力レーザ出力でも信頼性の高い切断プロセス、そして幅広い用途に対応できること。従来の3~12キロワットのシステムから新しい15キロワットのレベルに到達するために大きな技術的飛躍をとげました。
15キロワットのレーザにより、ByStar Fiberの切断速度は、平均して10キロワットのレーザ光源と比較した場合、最大50%向上しています。(※窒素切断の場合)
鋼、アルミニウム、ステンレスを1~30ミリ、真鍮、銅を20ミリまで正確かつ確実に切断することができ、生産性の向上と低コスト化を実現できることを意味します。また15 キロワットのレーザ出力により、最大 50 ミリまでのスチールやアルミニウムの加工が可能となり、大規模な生産や緊急の注文にも柔軟に対応できるようになりました。アルミ、非鉄金属、スチールに関わらず、高性能なBystronicカッティングヘッドは、薄板、厚板、プロファイルの全てで最高の精度を発揮します。新しいレーザ出力レベルはByStar 3015とByStar 4020に対応しています。
ビームシェイパーによる完璧な切断
ビームシェイパー機能は、板厚30mmまでの全範囲において、精密なレーザビーム出力と高い信頼性を保証します。この機能は、15キロワットのByStar Fiberを新規導入時にオプションとして選択することもできますし、後付けで追加することも可能です。ビームシェイパーは、板厚や材質のばらつきに合わせてレーザビームの形状を最適化することができます。20~30mmの厚さでは、従来の10キロワット機と比較して最大50%の切断速度が向上します。
また操作画面は21.5インチのタッチスクリーンになっており感覚的に操作ができ、ソフトウェアは「ByVision Cutting」を使って制御します。
自動化により材料の流れを最適化
レーザ切断の高速化に最適な材料フローを提供するために、BystronicはByStar Fiberで利用可能な自動化ソリューションの幅広い選択肢をご用意しています。このソリューションには、ローディングおよびアンローディングシステム、仕分け、材料棚システムが含まれています。既存の生産環境と工場スペースに基づいて、スムーズで中断させない自動レーザ切断プロセスを提案します。
ByTrans Crossは、Bystronicが提供する最新のローディング/アンローディングソリューションです。このオートメーションシステムは、レーザ切断における注文状況や生産リズムの変化に柔軟に対応することができます。
ByTrans Crossは、レーザ切断システムと材料保管庫の間をつなぎ、材料の流れを管理します。材料保管庫との接続なしに単体機で使用することも可能で、異なる強度や材質の材料をレーザ切断システムに供給することができます。基本仕様では2つのローディング装置があり、単体機で使用する際の材料保管庫としての役割を果たします。
自動仕分けソリューションのBySortを使用することで、ByTrans Crossはさらに多目的に使用することができます。ユーザーは選別された完成部品を付属の仕分けエリアに保管するか、レーザ切断システムの隣にある追加のアンローディング位置に保管するかを選択することができます。
後者は、例えば個々の切断された部品をジョブ単位で別々に仕分けする必要があるような量産型の処理をサポートします。BySortの大きな利点は、すべてのパーツを一箇所に繰り返し正確に仕分けることが可能な点にあります。これは特に大きな切断部品の場合、手作業では困難な作業です。パレット上に配置された部品は、その位置も正確に定義され、手動および自動化された後工程でより簡単に処理することができます。
詳細については、ByStar Fiberをご覧ください